ナス科の地上絵

社会人です。多肉とナス科とキジカクシ科とヒガンバナ科をメインで育てています。山に登ったり、森を歩いたりしてリクウズムシとかリクウズムシとかの生物観察とかもしてます。旅行も行きます。バイクも乗ります。Linuxも扱います。写真も撮ります。

2016年12月

気分で去年蒔いたナス科の奴らを植え替えました。

まずは
トルクメニスタンベラドンナ
Atropa komarovii
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 立派な塊根になってました。こんなふと短い根になるんですね。安物の土からちょっといい土に植え替えです。

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 植え替えてこんな感じです。そして一週間後・・・・。


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 分かりますか?古い葉は落ちましたが根元から新芽がいくつも出てきています。

この新芽が今年花を見せてくれるのでしょうか?ベラドンナ系は2年目からが本番です。

そしてもう一種
ヨウシュハシリドコロ
Scopolia carniolica
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 これは”塊茎”です。肥大している部分は茎です。こっちはまだまだ小さいですが、そもそもScopolia属は成長が遅いのでこんなものなのではないでしょうか。

これはまだ開花サイズでは無いでしょう。

ちなみに日本の
ハシリドコロ
Scopolia japonica
はこんな塊茎です。
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この大根みたいな塊茎がいずれはこのような形になるのでしょうか。それともこれは種によって違うのでしょうか。

そして多分今年最後の投稿となるので一言

良いお年を! !

つくば蘭展に行ってきました。 

蘭展の会場に入ると、立派なカトレアが迎えてくれます。
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沢山の蘭を見る事が出来ましたが、こういう植物の品評会のような物は栽培者コメントを読むのが一つの楽しみです。
コメントの文章から感じる愛が素敵です。

とりあえずいくつか気に入った株の写真を載せますが、植物を見る感性は確実に人それぞれ違うので自分で見に行って貰いたいです。

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蘭ではありませんが特徴的なサトイモ科です
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凄い長い上になんか根本がねじれていて異様な感じです。


蘭は種類が多すぎて属すらまだ全く把握できていません。
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プレウロタリス・・・。初めて聞きました。
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葉が一枚出てその上に花がいくつか咲くという奇抜な見た目をしています。草姿からエンレイソウを思い出します。


ここから個人的に好きな属であるバルボ・・・・Bulbophyllum属 の写真を載せていきます。バルボは蘭の中でも個性的な花を咲かせるので好きな蘭は?と聞かれたらバルボと答える程度には好きです。
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このタイプの蘭は見たことが有るのではないでしょうか?奇怪な花を付けるので蘭展に行けば一本はこのタイプが置いてあるような気がします。
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花数も多くて立派です。種名からして交配種でしょうか。

そして筑波実験植物園で保存されている原種バルボ
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こっちは花が小さくて形は同じでも謙虚な感じがありますね。 こっちの方が構造が分かりやすい気がします。



そしてバルボの中でもトップレベルに奇怪な花をつけるバルボ
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普通の蘭のような葉と茎からねじれたモノリスが伸びています。
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全くもって意味不明です。
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花をアップにしても何が何だか分かりません。かろうじて花が上向きに咲いていそうな気がするだけです。

さっきまでのタイプと全く違って見えるのですが、バルボって何なのでしょう?


後は目についたものを数種類紹介して終わりたいと思います。
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 一見テンナンショウの様にも見える球根性の蘭
飴のような色合いをした花が美しいです。

最後は蘭にしては珍しい寒色系の花でしめたいと思います。
 
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ラムネ味のお菓子の様な透き通った水色をしています。これは品種改良や遺伝子組み換えなどでは無く、原種の蘭です。花も小さい所がこの色と合っていて可愛らしいです。
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つくば蘭展は12/17までやっているのでぜひ皆さん見に行って下さい。
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2016/12orchid/index.html 

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